山辺町の高校生が弁当製作 地域のお年寄りに届ける 春を感じる19品
高校生からのプレゼントです。地域のお年寄りに春を感じてもらおうと山辺町の高校生が22日、手作りの弁当を届けました。
県立山辺高校では毎年春と秋、山辺町内で一人暮らしの70歳以上の高齢者に手作り弁当を届ける取り組みを行っていて、ことしで30年目です。
弁当作りに参加したのは、食物科の2年生と3年生64人です。
生徒「少しでも私たちの料理で長生きしてほしいなという思いで作っている」
生徒たちは新学期が始まってすぐの4月上旬から献立を考え始めました。これまで4回の試作を重ねて完成した手作り弁当。
メニューのメインは「鰆の菜種焼き」です。
生徒「菜の花をイメージしているので春らしさを出した。いつも自分たちで作って食べることが多いので、人に提供するのが緊張します」
「春爛漫」と名付けた和菓子。
生徒「サクラの華やかさを表現。春の情緒を感じてもらって幸せな気持ちになってもらえたらうれしい」
今回の弁当のテーマは「春麗~やわらかな陽だまりの中で~」。地元で採れた山菜のコシアブラやウルイを使った料理など彩り豊かな19品が並びます。
生徒の代表が町内のお年寄りに弁当を届けました。
高齢者「おいしそう。(食べて)おいしいです。味付けちょうどいいあんばいですね。和菓子がお菓子屋さんみたい。上手だ」
生徒「味ばっちりだよって言ってもらえたので何回も試作を頑張ったかいがあったなと思う」
生徒「食べてくれる人を見ることが少ないので貴重な機会だし喜んでもらえてる姿を見ると達成感とかやりがいを感じるので頑張って良かった」
地域の高齢者に手作り弁当を届ける取り組みは、ことしの11月にも予定されています。