山形県内で去年発生した労災による死傷者数は1444人 前年より182人減少 業種別でも全体的に減少傾向も食料品製造業では増加
山形県内で2024年に発生した労働災害による死傷者数は1444人で前の年より182人減少しました。一方、食料品製造業では前の年に比べて20人余り増加しました。
山形労働局によりますと、去年1年間に県内で発生した労働災害による死傷者数は1444人で前の年より182人減少しました。このうち、亡くなった人の数は6人で2017年と2023年に並び過去最少となりました。業種別でみると、建設業や運輸業、商業など全体的に減少傾向にあるものの、食料品製造業では前の年に比べて21人、率にして23.3パーセント増加しています。増加の理由については、転倒や無理な動作によるけがに加えて、食品加工機械にはさまれたり巻き込まれる事故が多く発生したためとしています。また、県内では2023年から2年連続で熱中症が原因で死亡する労働災害が発生し、山形労働局は、職場での熱中症対策の徹底を呼び掛けています。