資格を持ちながら教職についていない人を対象にした相談窓口を山形県内で初めて設置 人手不足解消目指す
教員の数が減り続けている中、教育現場の人手不足の解消を目指し、山形県教育局庄内教育事務所が資格を持ちながら教職についていない人を対象にした個別相談窓口を県内で初めて設置することがわかりました。
県内の教員・教諭の数は減少傾向にあり、昨年度(2024年度)は5年前と比べて小学校が128人、中学校が150人、高校で98人減りました。
県教育局 庄内教育事務所太田 博之副所長「正規の先生の配置が足りていないというところもありますし、出産・育児などで休暇を取る先生もいるので代替職員を配置するわけだが配置が足りていないところもある」
一方で、「教員免許状」を持ちながら教職についていない人が一定数います。県教育局庄内事務所は教育現場の人手不足を解消するために資格を持っていて学校で働くことを希望する人の個別相談窓口を21日、開設します。
対象は、教員免許状を持ちながら教職の経験がないか、一度離れてしまった希望者のほか、県から「教員臨時免許状」の交付を受けて臨時教員を検討している人などで、幅広く相談を受け付けるということです。
県教育局 庄内教育事務所太田 博之副所長「教員免許のない方でも学校で働くことはできるのでぜひ気軽に問い合わせいただきたいと思う」
窓口は庄内総合支庁分庁舎に21日からの5日間限定で、午後の時間帯に開設されます。
相談には事前の申し込みが必要で庄内教育事務所の電話(0235-68-1981)または社会教育課の公式「Instagram」に掲載されているチラシの二次元コードから受け付けています。