山形県内の少女が連れ去られその後、遺体で見つかった事件で、
未成年者誘拐の疑いで逮捕された福島市の男が「身に覚えがある」などと供述していることがわかりました。
警察は自殺ほう助の容疑も視野に調べています。

この事件は、福島市の無職・岸波弘樹容疑者（36）がSNSで山形県内の10代の少女を誘い出し、
去年9月、山形市内で車に乗せて連れ去った疑いで逮捕されたものです。
少女はその3週間後、山形県上山市の山間部にある空き家の敷地内でテントの中から遺体で見つかっていて、
現場の状況などから自殺した可能性があるとみられています。
捜査関係者によりますと、岸波容疑者は警察の調べに応じていて、
未成年者誘拐の容疑について「身に覚えがある」などと供述しているということです。
岸波容疑者は合わせて4人への自殺ほう助などで福島県で逮捕・起訴されていて、
警察は山形県内の少女についても自殺を手助けした疑いがあるとみて調べています。