2件の不同意わいせつ容疑で逮捕された配達員の男が、甲府市中心街でわいせつ行為を繰り返していたとみられることが11日、分かりました。自転車で追い抜きざまに女性の尻を触る手口で、「髪の長い女性を狙い、十数件やった」などと供述しているということです。

　甲斐市西八幡の料理宅配サービスの配達員、赤池範之容疑者（41）は、今年10月に甲府市の路上で30代女性の尻を触るなどした疑いで逮捕されたほか、今年9月にJR甲府駅前の公衆トイレ内で10代女性の体を触った上、首を絞めるなどした疑いで再逮捕されています。

　その後の警察の調べで赤池容疑者が今年の夏以降、甲府市中心街の路上で自転車で追い抜きざまに女性の尻を触るわいせつ行為を繰り返していたとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。

　配達の仕事の合間に甲府市中心街を自転車でめぐり、好みの女性を物色して犯行に及んでいたとみられます。

　調べに対し、赤池容疑者は「髪の長い女性を狙い、十数件やった。欲求を満たしたかった」などと供述しているということです。

　警察はこのうち、容疑が固まった1件について、不同意わいせつの疑いで近く追送検する方針です。