「遠くから見守って」山中湖でハクチョウのヒナ2羽誕生 親鳥のうしろ懸命に泳ぐ 山梨
富士五湖のひとつ、山中湖で今年もコブハクチョウのヒナが生まれました。子育て中の親鳥は警戒心が強く、村は「遠くから見守ってほしい」と呼びかけています。
佐藤記者
「山中湖村ではハクチョウのヒナ2羽が誕生しました。2羽で寄り添っている姿は見ているだけで癒やされます」
コブハクチョウのヒナが確認されたのは山中湖村平野の旭日丘地区の山中湖畔です。5月7日、村の職員が卵からかえっている2羽を確認しました。現在は親鳥の後を懸命に泳いだり、親鳥の背中に乗ったりと元気に過ごしています。
山中湖ではほかに11カ所の巣で卵が確認されています。ただ、子育て中の親鳥は警戒心が強く、人のにおいがヒナに付くと子育てを放棄することもあるため、村は「近づかずに遠くから見守ってほしい」としています。
また、村は今年3月から山中湖のコブハクチョウに足環を付け、生息調査に乗り出しています。誕生したヒナも親鳥くらいの大きさに成長次第、足環を取り付けるということです。