伝統行事の本栖公家行列 “人手不足”のため中止 来年こそは…
富士河口湖町で300年以上続く伝統行事の本栖公家行列が人手不足のため中止となりました。
5月17日は毎年、富士河口湖町の本栖地区にある山神社で例大祭が行われますが、今年は神事のみの開催で、恒例の公家行列は中止となりました。
行列は公家や武将に扮した参加者が、国道139号などを練り歩く伝統行事ですが、近年は地域の高齢化で人手不足が続き、ほかの地区にも声をかけて人を集め、開催を続けてきました。
しかし、今年は17日が週末の土曜日と重なったため、観光業に携わる住民の参加が見込めず、行列を中止としました。
保存会の伊藤正一会長「残念です。何とか続けてきましたが、若い人が少なくなる時代で…」
来年の5月17日も日曜日と重なることから、保存会は「日付にこだわらず、実施日を変えて公家行列を復活させたい」としています。