【新疑惑】キム・ゴンヒ夫人が“統一教会”から高級ネックレスを“不正授受”か 夫人に接近する教団元ナンバー2の男性の思惑とは?さらにキム氏と家族ぐるみで親交がある謎の“占い師”の正体は―?

韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の妻・金建希(キム・ゴンヒ)氏が、「世界平和統一家庭連合」いわゆる“統一教会”から高級ネックレスなどを不正に受け取ったという疑惑が浮上しています。夫人に近づく教団元幹部の男性とは?さらに双方の仲を取り持ったとされる、謎の“占い師”の男の正体は―?『コリア・レポート』編集長・辺真一氏の解説です。
■キム・ゴンヒ夫人に“統一教会”から高級ネックレス贈答疑惑が…夫妻の自宅マンションを家宅捜索へ
“統一教会”が高級ネックレスをキム・ゴンヒ氏にプレゼントしたのではないかという疑惑が浮上し、2025年4月30日、ユン前大統領夫妻の自宅マンションに家宅捜索が入りました。今回の家宅捜索での押収品は、携帯電話・パソコン・メモ帳などですが、この携帯電話が新型のiPhoneで、開通から約20日しか経っていないため、分析は難航するとみられています。
令状は『“統一教会”元本部長がキム氏に贈り物を提供した』『元本部長への大統領就任式招待』などに対し、出ているといいます。
“統一教会”の元本部長で“ナンバー2”とされる男性が、仲介人である“占い師”のチョン・ソンべ被告を通じて贈り物を贈り、キム氏はそれを受け取ったという疑惑が浮上しています。さらに検察は“統一教会”側から、“占い師”に約300万円の現金が送金されていることを確認しているとのことです。
実は、『請託禁止法』という法律があり、『公職者の配偶者が、公職者の職務と関連して一回100万ウォン(約10万円)以上、年間300万ウォン(約30万円)以上の金品を受け取ってはならい』と規定されています。
もし、疑惑が真実で、キム・ゴンヒ氏が金品を受け取り、ユン前大統領が届け出ていない場合、ユン前大統領に、3年以下の懲役、または3000万ウォン(約300万円)の罰金となります。この規則には、配偶者を処罰する規定はないため、キム氏には何の処罰もありません。