“紀州のドン・ファン”殺害 元妻の所有物から覚醒剤反応「サングラスやハイヒールから」警察官が証言
“紀州のドン・ファン”と呼ばれた男性が殺害された事件の裁判で、捜査を担当した警察官が出廷し、男性と元妻の所有物から覚醒剤反応が出たと証言しました。
須藤早貴被告は6年前、和歌山県田辺市の自宅で、“紀州のドン・ファン”と呼ばれた野崎幸助さん(当時77)に何らかの方法で致死量を超える覚醒剤を摂取させ殺害したとして、殺人などの罪に問われていますが、須藤被告は無罪を主張しています。
24日の裁判では、捜査を担当した男性警部補が出廷し、野崎さんの自宅を調べたところ、「野崎さんのワイシャツや歯ブラシ、コップなどから、ごく微量の覚醒剤が検出された」と証言しました。また、東京にあった当時の須藤被告の自宅でも、「ライダースジャケットやパスポートケース、サングラスやハイヒールなどから、ごく微量の覚醒剤が検出された」と説明しました。
判決は今年12月に言い渡される予定です。