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胃カメラで「膵がん」早期発見へ がん細胞由来の遺伝子の変異を検出 大阪大学など研究グループが開発

2025年2月27日 8:54
胃カメラで「膵がん」早期発見へ がん細胞由来の遺伝子の変異を検出 大阪大学など研究グループが開発

 大阪大学などの研究グループは、胃カメラで膵がんを早期に発見できる方法を開発したと発表しました。

 「膵がん」の患者は国内に約4万6000人いますが、5年後の生存率は約10%で、早期の発見が難しいことから「治療が難しいがん」とされてきました。

 大阪大学などの研究グループは、胃カメラで検診を受ける際に十二指腸から膵液を回収し、がん細胞由来の遺伝子の変異を検出する方法を開発。1分から2分程度の検査で膵がんかどうかを判別できるいうことです。

 大阪大学 谷内田真一 教授
「現状、『膵がん=難治がん』なんですけども、そのイメージを払しょくするような検査法」

 今後は、胃がん検診の際に検査を追加することで、膵がんの早期発見や治療につながることが期待されます。

最終更新日:2025年2月27日 11:10
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