2025年の大阪・関西万博でそれぞれの国が独自に建設するパビリオン「タイプA」について、9日、出展する47か国すべてが着工済みとなったことがわかりました。

　関係者によりますと、最後に1か国のみ未着工となっていた「マルタ」が9日付で着工済みとなったということです。これにより47か国すべてのタイプAのパビリオンの着工が完了したということです。

　タイプAのパビリオンをめぐっては、当初60の国と地域が出展する予定でしたが、国内事情などから複数の国が断念し、47か国まで減少したことがわかっていました。

　断念した国のうち、パビリオンの出展から撤退するのが3か国、共同館である「タイプC」へと移行する国が7か国、協会が建物を建設して中身の装飾などは自ら行う「タイプX」へと移行する国が5か国となっています。

　出展形態の変更に伴って空いたスペースには、休憩所などが設けられる予定です。