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無罪主張の男に懲役16年の判決 大阪・羽曳野市の男性殺害「被告以外の人物の犯行とは考えられない」

2024年9月27日 18:51
無罪主張の男に懲役16年の判決 大阪・羽曳野市の男性殺害「被告以外の人物の犯行とは考えられない」

 6年前、大阪府羽曳野市で男性を殺害した罪に問われ、裁判で無罪を主張していた男に対し、大阪地裁は27日、懲役16年を言い渡しました。

 山本孝被告(48)は2018年、羽曳野市の路上で会社員の平山喬司さん(当時64)の背中を刃物で刺して殺害した罪に問われ、裁判では一貫して無罪を主張していました。

 検察側は、現場近くのドライブレコーダーに山本被告に似た人物が映っているとした上で、隣に住む平山さんの知人女性とのトラブルが動機になったと指摘していました。山本被告は25日、面会に応じ、「勝てると思っているが、怖い方が大きい」「警察や検察に怒りもある」などと心境を語りました。

 この日の判決で大阪地裁は、「似た人物が映るとした検察の主張には問題があるが、現場の位置関係から、山本被告以外の人物による犯行とは考えられない。トラブルで抱いた感情を平山さんに向けたと考えられ、被告が犯人であることに合理的な疑いを入れる余地はない」として、懲役20年の求刑に対し、懲役16年を言い渡しました。

 亡くなった平山さんの長男
 「父親も喜んでいると思います。(被告は)最後まで反省していないと思うので、刑務所で十分に、十分に、十分に本気の反省をしてほしいと思います」

 一方、山本被告の弁護人は控訴する方針を示しています。

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