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SNS型投資詐欺 「ゼロゼロ融資」申請して4500万円受領 融資金を詐欺の活動に充てた可能性

2024年9月24日 18:55
SNS型投資詐欺 「ゼロゼロ融資」申請して4500万円受領 融資金を詐欺の活動に充てた可能性

 100人以上が逮捕されたSNS型投資詐欺事件で、一部の詐欺グループが、新型コロナウイルス禍での実質無利子・無担保の「ゼロゼロ融資」を申請し、4500万円を受け取っていたことがわかりました。

 詐欺グループのリーダー格、山田吉彦被告らは2024年6月から7月にかけ、20代の男性にSNS上でウソの投資を勧め、約30万円をだまし取った罪に問われています。

 その後の捜査関係者への取材で、このグループは、3つの法人名義を使って、政府系金融機関がコロナ禍で実施した実質無利子・無担保の「ゼロゼロ融資」を申請し、合わせて4500万円を受け取っていたことが新たにわかりました。

 「ゼロゼロ融資」は資金繰りが厳しい中小企業への支援策でしたが、3つの法人の事業実体は不明だということです。一連の事件の被害総額は10億円に上るとみられ、警察は、融資金を詐欺の活動に充てていた可能性があるとみて調べるとともに、グループトップの中村晋弥容疑者の行方を追っています。

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