【速報】万博協会が“カスハラ”基本方針策定「社会通念上、不相当な要求や言動も」悪質な来場客は退場、刑事民事上の手続きも

万博協会は28日、カスタマーハラスメント基本方針を策定したと発表しました。悪質なカスタマーハラスメントについては、会場への入場制限やサービス利用を断り、必要に応じて刑事・民事上の手続きを行うとしています。
28日の会見で万博協会の高科淳・副事務総長は、「開幕以降、職員や万博に携わる関係者が、お客様から社会通念上不相当と考えられるような要求や言動を受けたといった報告もある。強い口調で迫られたこともあり協会としてもきっちりとした対応をとらないといけない」と経緯を明かしました
基本方針では、「身体的・精神的な攻撃」「威圧的な言動」「居座りなどの拘束的な行動」「土下座の強要」「身体を触るなどの性的な行動」などを挙げ、利用客の言動や行動がハラスメントと該当すると判断した場合は、会場からの退場や、必要に応じて警察や弁護士と連携し刑事・民事上の手続きを行うということとです。
高科副事務総長は、「関係者の尊厳が傷つけられ、業務遂行に支障が生じる場合もあり、最終的にはお客様にもご迷惑をおかけすることになる」と説明し、「(策定した)方針に基づいて、毅然とした態度で組織的に対応していきたいと考えている」と語りました。