【特集】激化する関西のスーパー業界 関東の大手スーパー『オーケー』がついに関西上陸で小売業界に激震!?『プライベートブランド』に『レジカート』『価格以外の部分で戦う』競合各社の独自戦略に迫る!
(社員)
「関東では(うどんが入っているものは)基本ないですね。家で食べる時は締めのうどんとかやるけどね。たれが透き通っていて、意外とおいしくて…」
(二宮社長)
「おいしいですね。関西の方が食べ慣れている味で良いと思う」
売り場では首都圏で人気の総菜のほか、すき焼きや、粉ものなど、関西らしい味付けにこだわったものも取り揃えました。舌の肥えた関西人に受け入れられるのか不安はありますが、売れ行きは、なかなか好調のようです。
(二宮社長)
「まずは、関西で出店することを決めたので、関西でたくさんお店を出して、今は関東から来たスーパーというふうに思われているが、時がたてば、『オーケー』が、どこから来たか意識しないくらい、地域に密着した存在になりたいと思う」
『オーケー』といえば、2021年に関西進出の足がかりとして、『関西スーパー』の買収を提案しましたが、阪急阪神百貨店などを傘下にもつ『エイチ・ツー・オーリテイリング』との争奪戦の末、それはかないませんでした。それでも成長を求め、自前での出店にこぎつけたといいます。
(二宮社長)
「本当に、ここまで来たかと、楽しみでいっぱいです。『オーケー』を作るというところであれば、単独出店の方が『オーケー』らしいお店ができると思うので、それでやっていこうと思います」
Q.過去のことは気にせず?
(二宮社長)
「はい、もちろん」
一方、『エイチ・ツー・オーリテイリング』の完全子会社になった『関西スーパー』は―。
(関西スーパー中央店・黒瀬大地店長)
「“木金市”というのがありまして、均一商品を、二桁価格でお客様にアピールしている商品が、いろんな場所に展開しています」
『関西スーパー』行きつけならばお馴染みの“関スーの恒例販促”。月・火は全品10%オフ。木・金は特定商品を二桁価格で販売するなど、関西人の“あきんど魂”で“安さ”にこだわっています。