【独自解説】「当初していたのは外部通報をした“犯人捜し”」兵庫県・斎藤知事“パワハラ疑惑” に新事実 元幹部職員の告発は本当に“公益通報”の対象外なのか?調査初動の問題点を専門家が指摘
■更なる疑惑…阪神・オリックスの優勝パレードでの、“補助金還流疑惑”
2023年の阪神・オリックスの優勝パレードの資金不足を補うために、兵庫県が信用金庫などに補助金を増額し、その見返りにパレードの資金として寄付を受け取ったのではないかという「還流疑惑」が出ています。
2023年11月14日、兵庫県から信用金庫などへの補助金が総額約1億円ということで知事の承諾を得たのですが、前年と比べて減額しているので増やそうという話になり、片山元副知事が“口頭”で指示し、2日後の16日には総額約4億円に増額されたということです。
すると翌日17日以降には、複数の信用金庫などから兵庫県に寄付金が集まったということです。斎藤知事は「寄付を集める行為と補助金事業は別。適切に対応した」とコメントしています。
Q.補助金増額の翌日に寄付金が集まっているというのはどうなんでしょう?
(亀井弁護士)
「時系列的に見て間接的なところを考えると、これは一体としたものだろうと推測しますよね。補助金の支給についても、寄付についても、それだけ取り出すと違法とは言えないのですが、補助金というのは、公平にかつ適正に使われる必要がありますので、変な目的が入るとまずいわけです。知事も信用金庫も利害関係人ですので、そういった人たちの間で目的が適正かどうかを疑われるような措置というのは問題だと思います」
(「情報ライブミヤネ屋」2024年8月13日放送)