【速報】維新の吉村代表「説明責任果たすべき」性的関係強要で提訴、和解した岸和田市長に離党勧告受け
女性との性的な関係をめぐり裁判で和解した、大阪府岸和田市の永野市長への離党勧告処分について、大阪維新の会の吉村代表が「女性の意見のみ出ている中で(市長も)説明責任を果たすべきという意見が強く出た。8日までに説明責任を果たしてもらいたい」と話しました。
岸和田市の永野耕平市長は、性的な関係を強要したとして大阪府内の女性から提訴され、先月、解決金を支払うことなどで和解が成立しました。
これを受けて所属する大阪維新の会は4日、永野市長から離党届が提出されたものの受理はせず、「離党勧告」処分としたことを発表しました。さらに、十分な説明がなされていないとして、8日までに説明責任を果たさない場合には、最も重い「除名」処分に切り替えると発表しました。
この処分について5日午後、吉村代表は「女性の意見のみ出ている中で(市長も)説明責任を果たすべきという意見が強く出た。8日までに説明責任を果たしてもらいたい」と話しました。「(女性の説明が)違うというなら、どこが違うのか。(市長自身が)非がないというなら、どこが非がないのか。説明責任を果たされないということであれば、除名する方針」とも表明しました。
一方、永野市長はこれまで、除名処分となった場合には、市長を辞職する考えを示していて、5日午前の会見では、「(処分内容を記した)書類が届くみたいなのでそれを見てしっかり判断していきたいと思っています。さらなる説明責任を果たすことができないか考えています」と話し、和解内容について、追加で開示できる内容がないか、改めて女性側と協議したい考えを示しました。
岸和田市議会では、辞職を求める声も上がっていて、対応を検討しています。今後、市長の説明責任をめぐる対応が焦点です。