「いろんな方法を指南した」逮捕前に容疑認めた経営コンサルの男 粉飾決算指南で約5000万円詐取か
大阪市の経営コンサルタントの男が、赤字の会社の決算報告書を粉飾して、銀行から約5000万円の融資金をだまし取った疑いで逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、元銀行員の経営コンサルタント、平井登容疑者(50)です。
平井容疑者は3年前、担当していた不動産管理会社の元社長、山口博巳容疑者(59)と共謀し、赤字だった会社の決算報告書を粉飾して、銀行から約5000万円の融資金をだまし取った疑いがもたれています。
平井容疑者は逮捕前、読売テレビの取材に対し容疑を認めた上で、あくまで会社側が粉飾する判断をしたと主張しました。
逮捕前の平井登容疑者(今年8月)
「私には経営の権限、決裁権限はございません」
「求められたことに対して、いろいろな方法を指南させていただいた」
「私は利得のためにやっていない」
警察は、2人の認否を明らかにしていません。
平井容疑者は、他にも複数の会社の経営コンサルタントをしていて、警察は余罪がないか調べる方針です。