滋賀県大津市の高層マンションで、高齢の夫婦が襲われ、夫が死亡した事件で、夫は発見される直前に自宅の部屋で襲われたとみられることがわかりました。

　滋賀県大津市の高層マンションで、2月25日午後2時ごろ、岩崎安三さん（78）が自宅の部屋で、血を流して死亡しているのが見つかりました。

　その直前には74歳の妻が同じ階のエレベーターホールで、頭から血を流して倒れているのが見つかっていて、意識不明の重体です。

　司法解剖の結果、安三さんには頭や顔に複数の傷があり、死因は鈍器のようなもので殴られたことによる「頭蓋内損傷」でしたが、その後の取材で、亡くなったのは事件当日の正午ごろだったことが新たにわかりました。

　安三さんは、発見される直前に何者かに襲われたとみられます。

　警察は殺人や殺人未遂事件として、2人の交友関係や付近の防犯カメラを調べるなどして犯人の行方を追っています。