兵庫県の斎藤知事が26日午後3時から記者会見を開くことを明らかにしました。自身の進退について表明するとみられます。

　知事は今月19日の県議会で不信任決議が全会一致で可決され、29日までに議会を解散しなければ失職するため、それまでに辞職もしくは議会の解散を選ぶのか、判断が焦点となっていました。

　知事の判断によって、今後の選挙の日程や内容が変化します。

　①知事が「辞職」を選択する場合。50日以内に知事選が実施されます。ただし、知事が再当選したとしても、公職選挙法の定めにより知事の任期は「来年7月末まで」。

　②知事が「失職」を選択する場合。50日以内に知事選が実施されます。この場合は、知事が再当選すると任期は「新たに4年間」。

　③知事が議会を解散する場合。40日以内に県議選が行われ、新たに選出された議会で不信任案が再び可決すれば知事は失職。50日以内に知事選が行われる。

　④知事が議会を解散したうえで、辞職する場合。40日以内に県議選と知事選の“ダブル選挙”が開かれる可能性。ただし、知事が再当選したとしても、公職選挙法の定めにより知事の任期は「来年7月末まで」。

斎藤知事はこのあと会見で、自らの判断について表明するとみられます。