【速報】「後ろから首絞められ…」首から血を流した男の被害申告は“ウソ” 業務妨害の疑いで書類送検 大阪府警
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去年9月、大阪市鶴見区の駐車場で、首から血を流している男が見つかった事件で、警察は27日、男が虚偽の被害申告をして、不必要な捜査をさせ、業務を妨害したとして書類送検しました。
偽計業務妨害の疑いで書類送検されたのは、大阪市西淀川区に住む会社員の男(53)です。
警察によりますと、男は去年9月、大阪市鶴見区の立体駐車場で、首に切り傷があり、血を流して車にもたれているところを会社の同僚に発見され、病院に搬送されましたが、全治1週間の軽傷でした。
男は警察に対し、「駐車場に向かう途中、いきなり後ろから首を絞められ、気付いたら草むらの中にいた。その次の記憶では車にもたれかかっていた」などと話したため、警察は殺人未遂の疑いも視野に捜査を始めましたが、男が被害にあった状況は確認できなかったということです。
一方、現場近くの防犯カメラには、男が血を流した状態で1人で駐車場に歩いていく姿があったことなどから、警察は男がウソの被害申告をして捜査をさせ、業務を妨害したと判断しました。
男は警察の任意の調べに対し、「覚えていません。思い出せません」と話しているということです。