◇プロ野球セ・リーグ　巨人8―1中日（22日、東京ドーム）

「きょう、たまたま空振りがこんなに取れただけなので、特に何も思っていないです」と試合後に笑顔を見せたのは巨人の井上温大投手。今季2勝目を奪14三振という素晴らしい数字で飾りました。

この奪14三振は、球団の日本人左腕では杉内俊哉投手チーフコーチ以来の記録。2012年5月30日の楽天戦でノーヒットノーランを達成して以来の記録となりました。これには杉内コーチも「僕のことはいいです」と一言。「温大ね、よかったね。きょうはキャッチボールもよかった」と井上投手の仕上がり具合に言及しました。

さらに、甲斐拓也選手のリードも絶賛。「タクが良かった。甲斐タクのリードがね。カーブと途中からカットを使いだして三振が増えましたね。前回はフォークを多投して、今回はきょう使える変化球をたぶん試合中に見つけて、それを使っていた印象がある」としました。

侍ジャパンも経験した23歳左腕。ここからエースと呼ばれるまでに一気に駆け上れるのか、次の登板にも期待です。