×

日体大、スポーツ交流で北朝鮮に学生派遣へ

2012年11月10日 0:26
日体大、スポーツ交流で北朝鮮に学生派遣へ

 日本体育大学は9日、今月11日から17日まで、柔道部などに所属する学生をスポーツ交流の目的で北朝鮮に派遣すると発表した。

 派遣されるのは柔道部、レスリング部、サッカー部に所属する学生ら46人で、それぞれ北朝鮮の学生と練習や交流試合を行う予定。元衆議院議員で、現在、日体大を運営する学校法人「日本体育会」の理事長を務める松浪健四郎氏が、北朝鮮の「日朝友好親善協会」に学生交流を申し入れ、協会がこれに応じて招待した形。

 松浪理事長は「信頼関係のない状況下では、進展など期待できません。政府や国公立の機関ではできないことを補完することが、私ども私立学校の役割だと考えます」と話した。

 また、松浪理事長は日本テレビの取材に対し、「政府の圧力だけでは何も解決しない。スポーツ交流などを通した信頼構築が問題解決につながる」と述べ、学生派遣の意義を強調した。