【東京マラソン】「僕がほしいのは一番」注目選手たちが思い語る
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■パリ五輪6位入賞 赤﨑暁選手(九電工)
■日本歴代2位 池田耀平選手(Kao)
去年9月に日本歴代2位=2時間5分12秒 の好記録をマークし、代表入りへ名乗りをあげた池田選手は「もう一度、(日本)代表のユニホームを着て、今度は世界の選手と勝負をしたい。まずは代表権を取りたい」と力強くコメント。
「日本記録の更新に目がいきがちなんですけど、そういったところに意識を向けすぎると、自分のパフォーマンスが発揮しづらい状況にあるのかなと思う」と話し、「42キロ走る中でいかに自分の力を出しきれるかを考えながら走りたいですし、あまり日本記録というところに今回は執着せずに走りたい」と、思いを明かしました。
■「過去の自分を超える」山下一貴選手(三菱重工)
2時間5分51秒の自己ベストを持っていますが、「自己ベストは最低でも出さないと出られないですよね、世界選手権は」とした上で、「日本人トップよりも、過去の自分を超えることがまず第一」と話しました。
出場メンバーの印象を問われると、同じ駒澤大学出身で先輩にあたる其田健也選手の名前を挙げ、「同じくらいでいつも走っているので、やっぱり勝ちたい」とコメント。さらに、「赤﨑暁選手がいるのがイヤですよね(笑)」と、パリ五輪マラソン代表の赤﨑選手にも言及し、「同い年で、意識するところもありますし、ノってますしね。すごくイヤだなとは思っています」と話しました。
■「僕がほしいのは一番」其田健也選手(JR東日本)
2023年の世界選手権に出場した其田選手は、「一度、世界の舞台を経験したことで、より高いレ
ベルを目指すようになった」と話し、「どうやって戦っていくかを考えるようになって、競技者とし
て一皮むけたというかレベルアップできた」と振り返りました。
「日本人トップが見える位置に常につけたい。レースが動いた時に対応できる位置を考えています」
とレースプランを明かした其田選手。
「みんながどの集団につくか、まだわからないので、赤﨑くんとかはもっと速い、もっと前の集団にいく可能性もありますし、周りを見て決めます」と赤﨑選手の動きを気にしていることを明かしました。
東京マラソンでは3年連続で日本選手2位と、安定感のある其田選手。
「周りからは『安定感すごいね』と言われますけど、僕がほしいのは一番なんで。一番で安定できる選手になりたい」と思いを込めました。