◇プロ野球セ・リーグ 広島-中日(16日、マツダスタジアム)

中日の柳裕也投手が前回登板に続き、好投を見せました。

前回9日のバンテリンドームでの広島戦では7回を4安打無失点に抑えるも、今季初勝利を手にすることができなかった柳投手。今季3度目の登板は圧巻の投球を見せました。

初回を三者凡退に抑えた柳投手は、2回に先頭の末包昇大選手にレフトへの二塁打を打たれるも、後続を抑えて得点を許しません。3回、4回は続けて三者凡退に打ち取ると、5回は1アウトランナーなしでフォアボールを与えましたが、バッテリーを組むルーキー捕手の石伊雄太選手がランナーを刺すと、後続も抑え、柳投手もこの回も3人で攻撃を終わらせました。

しかし6回は先頭にツーベースヒットを打たれ、その後内野安打で、1アウト1塁3塁のピンチを招きます。ここで広島にダブルスチールを狙われますが、本塁へ向かったサードランナーを挟殺プレーでアウトにします。その後再び1塁3塁となりましたが、3番・小園海斗選手をレフトフライに打ち取り、この回も無失点で凌ぎました。

柳投手は7回を三者凡退に打ち取り96球4安打5奪三振、無失点に抑える好投で、防御率を試合前の1.38から0.90としています。

中日打線は広島先発の大瀬良大地投手から7回に細川成也選手とボスラー選手の連続ヒットで先制。降板した直後の8回にさらに1点を奪い柳投手に今季初勝利の権利がついています。