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大谷翔平の打順は何番がベストか 指揮官は「今は変更しない」も1番打者以外も考慮 ここまで21試合で6本塁打8打点

2025年4月21日 16:45
大谷翔平の打順は何番がベストか 指揮官は「今は変更しない」も1番打者以外も考慮 ここまで21試合で6本塁打8打点
復帰戦の試合中に笑顔をみせる大谷翔平選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
MLBドジャース1-0レンジャーズ(日本時間21日、グローブライフ・フィールド)

ドジャースは1-0の完封リレーでレンジャーズに勝利。ロバーツ監督が大谷翔平選手の今後の打順について語りました。

大谷選手は18日から、産休制度にあたる「父親リスト」に入り、チームから離脱。真美子夫人に付き添い、長女の誕生を見届けました。3試合ぶりに1番DHでスターティングラインアップに戻り、3打数無安打1四球で快音は響きませんでした。

今季21試合すべて「1番・DH」で出場。ここまで打率.277、6本塁打、OPS.905を記録していますが、打点は8。その原因の1つとして、下位打線の不調があげられています。

ロバーツ監督は、大谷選手の1番から打順を下げる可能性について、「その考えは考慮する」とコメント。続けて「ただ、今は変更しない。去年、我々はメジャーで1番のチームになった。 今のラインナップと似た状態で勝ちました。 21試合やっただけで、この状態を変えるつもりはない」と考えを明かしました。

昨年のシーズン序盤は、1番ムーキー・ベッツ選手、2番大谷翔平選手、3番フレディ・フリーマン選手のMVPトリオを形成。しかし、6月にベッツ選手がケガで離脱すると、大谷選手が1番打者に変更。ベッツ選手が復帰後も大谷選手が1番のまま、ワールドチャンピオンまで駆け抜けました。ロバーツ監督は「ベッツが怪我をして大谷選手に5打席を回すためにしていました。 そしてベッツが復帰して、(下位打線の)ラックスとロハスの後に大谷選手が打って流れができました」と話し、「打順変更の考えは考慮し続けますし、走者がいる場面で大谷選手が打席に入る必要性も理解している」とチーム状況によっては今後の打順変更もあるかもしれません。

また大谷選手はドジャース移籍後、右肘の手術により打者専念となっていましたが、今季は二刀流復帰を明言。2023年までプレーしたエンゼルスでは当初、3番打者として出場を続けていましたが、シーズン途中から2番打者として定着。その狙いを当時の指揮官だったネビン監督は、「先発登板するときに3番を打つと、初回の最後の打者になってしまい、マウンドに上がるまでに十分な時間がない」と投打二刀流として活躍する大谷選手ならではの理由を説明していました。

チームの状態や二刀流復活も含め、ロバーツ監督が今後どのような打順で起用していくのが注目です。

最終更新日:2025年4月21日 16:45