◇プロ野球セ・リーグ 阪神 2-0 中日(10日、甲子園球場)

阪神が中日に完封勝利。試合後、阪神・藤川球児監督が先発・村上頌樹投手を絶賛しました。

この日の村上投手は初回にピンチを背負うも味方の好守備にも助けられ無失点の立ち上がり。その後は中日打線を封じ続け、9回98球を投げ被安打7、奪三振5、与四球0、無失点とマダックスでの2試合連続の完封勝利をあげました。

試合後に藤川監督は「本当にいつも締まったピッチングをしてくれる。守りやすいですし、リズムのあるピッチングで今日も素晴らしかったです」と村上投手を絶賛しました。

村上投手はこれでリーグ単独トップの6勝目。この活躍については「昨年の自分へのフラストレーションを結果で取り返そうとしている。成長しようとしている」とその姿に触れ「こちらも監督として『まだまだ、まだまだ』と満足させないように、ホッとさせないようにという気持ちでいますが、今日はちょっとだけホッとしてもらいたいです。素晴らしいピッチングでした」と再びその好投をねぎらいました。

この日の相手先発は、村上投手と同じく今季の開幕投手をつとめた髙橋宏斗投手。阪神打線は初回と6回に得点を奪うもそれまではなかなか攻撃の糸口がつかめませんでした。藤川監督は髙橋投手についても「初回、2回と徐々にボールがよくなってきまして」と評価。その中でも「シーズン中頃の今くらいになると安定もでてきますが、（今日は）こちらのチームとしての安定の方が上回った。そこに尽きるかなと。でも素晴らしかったと思います」とその好投をたたえました。