◇プロ野球セ・リーグ 阪神 8-1 広島（20日、甲子園）

阪神が投打にかみ合い広島に快勝。連敗を2で止め、本拠地・甲子園は大歓声に包まれました。

試合後、取材に応えた藤川球児監督は先発・伊原陵人投手について「さすがだな」と一言。伊原投手はドラフト1位でNTT西日本から阪神に入団し、開幕一軍を勝ち取りました。ここまで6試合のリリーフ登板を経て防御率0.00、安定感を見せ、ついにこの日初先発を迎えました。結果は5回75球を投げ、被安打4、奪三振5、与四球0、無失点という成績で、プロ初勝利を手にしました。

藤川監督は「思ってる通りの、こちらがしてる期待を上回ってくれるようなパフォーマンスを見せてくれましたね」と、その好投を評価。さらに「背番号ぐらい勝てるような投手になってもらいたいし、またそういうゲームにベンチとしても持っていきたい」と今後に向けて期待を寄せました。

さらに、打っては佐藤輝明選手が「4打数4安打2本塁打6打点」と大暴れ。チームとしては12安打8得点という快勝に、藤川監督は「甲子園のファンの方が喜ぶような1日になった、いい日曜日だった」と振り返りました。

8回には坂本誠志郎選手へのすっぽ抜けの頭部死球から、藤川監督がベンチを飛び出し両陣営入り乱れる波乱の展開も。警告試合となりましたが、試合後の藤川監督には笑顔が見られました。