北京五輪 メダリストの栄誉たたえる「報奨金」 各国と比較して日本は?
■中国は「国」よりも地元からの「額」が多い
今大会の開催国・中国では、日本のスポーツ庁に相当する中国国家体育総局から金メダリストに報奨金が贈られ、額は一つの金メダルに対し約360万~900万円ということです。
ここ近年、「国」からの報奨金の額が下がる傾向にあり、選手の出身地の地元政府が積極的にお祝い金を出す傾向もあるということです。
北京五輪で中国に最初の金メダルをもたらしたスピードスケート・ショートトラック混合リレーのチームの範可新(ファン・カーシン)選手。五輪金メダリストの誕生に、地元の黒竜江省七台河市は歓喜に沸き、市長が範選手の自宅を訪ね、およそ1800万円相当を両親に渡し、「もう一つ金メダルを獲得したら、さらに100万元を出す!」と地元のメディアに宣言していました。
各国、競技団体からが別途、報奨金を贈るケースもあり、一概に比較はできませんが、苦しい競技生活を耐え抜いてきたメダリストにどう報いるのか、各国の姿勢が垣間見えるデータでした。