話題となった大谷翔平の第1号HRを解析 天井に当たった?<MLB東京シリーズ>

このシリーズで話題となったのは、開幕第2戦で放った大谷選手の今シーズン第1号ホームラン。打った瞬間に確信歩きをしたにもかかわらず、打球はギリギリでのスタンドイン。打球映像を確認すると、天井に当たったのか、急に角度が変わったようにも見えました。
この現象を解明すべく番組独自で検証。物理学を専門とする東京科学大助教の山崎詩郎さんに映像を確認し、話をうかがいました。
映像を1コマ1コマ切り取って合成し打球の放物線を確認したところ、綺麗な放物線になっていることが判明。もし天井に当たった場合、ガクッと曲がっておそらくアウトになっていると解析されました。
ではなぜ天井に当たって角度が変わったように見えたのでしょうか。カメラがその瞬間少しぶれたことによる目の錯覚が原因ではないかと山崎さんは話します。打球を追う際に天井付近でカメラが少しぶれてしまったので、天井に当たって角度が変わったように見えたと推測しています。
その打球を解析していく中で、大谷選手の打球のすごさも明らかに。
今回の打球角度は33度。物理学者の中では、1番よく飛ぶ角度と言われているそうです。そして打球速度は計算上で192キロ。完璧な打球角度とスピードだったことから、大谷選手も確信歩きをしたのではと解析しています。