◇MLB　ドジャース 3-0 カブス(日本時間12日、ドジャー・スタジアム)

ドジャースのロバーツ監督が、今季2勝目をあげた山本由伸投手の投球を絶賛しました。

山本投手は日本時間12日のカブス戦に先発登板。先頭打者から三振を量産し、6回103球を投げ、被安打2、奪三振9、与四球1、無失点の好投を披露しました。降板時にはロバーツ監督が愛のこもったハグをプレゼント。ドジャースはこの試合に勝利し、山本投手は今季2勝目をあげました。

試合後、ロバーツ監督は「今日、ヤマモトはリーグ屈指のスプリットを投じていた」と打者を翻弄（ほんろう）した変化球を絶賛。現地メディアから、投球っぷりは日本人投手の誰に似ていると思うかと問われると「日本メディアがいるからあまり答えたくない」としながら「主に2つの球種を武器にしているところが野茂（英雄さん）に似ていると思う。山本はトルネード投法ではないけどね」と笑顔を見せました。さらに「ストライクを奪って、カウントを戻すために変化球を混ぜているが、それで打者は考えさせられる。スプリットでストライク、ボールで空振り、そして三振。コントロールのいい速球を投げる投球は野茂のようだ」と語りました。

さらに同13日に登板が予定されている佐々木朗希投手についても「ロウキも同じようにストレートをゾーンにコントロールできれば。そこからスプリットを上手く活用できれば好投ができるに違いない」と期待を寄せました。

なお山本投手の好投については、クローザーとしてマウンドにあがったスコット投手も「素晴らしかった」と絶賛の声をあげました。