前田大然を変えた“高校時代のパン屋” 菅原由勢は前回W杯落選の“悔しさ”を力に変える

■菅原由勢「正直見たくなかった」前回はW杯メンバー落選
"正確なキック力"が武器で日本代表ではチームのムードメーカーの菅原選手。
イギリスで日本食を食べながら取材を受けた菅原選手は「日本人は日本食が美味しいってことを実感した方がいいです。サウサンプトンの選手もみんなジャパニーズフードは世界一だって言っていますよ」と明るく答えます。さらに「この前とかタケ(久保建英)もイギリスに来てくれて家泊まってきましたし、一番会うんじゃないですか?本当にただの幼なじみみたいな」と選手同士の裏話も明かしてくれました。
菅原選手は5歳でサッカーをはじめ、17歳にはJリーグデビュー。サッカーのエリート街道を歩んできましたが、カタールワールドカップは直前のケガでメンバー落ちの悔しさを味わいました。本大会中は「正直見たくなかったんですけど、見たほうが自分のサッカー人生において成長できる源になるというか、もう嫌だけど見るしかないと思いました」と話す菅原選手。
この悔しさをきっかけに、個人トレーナーと週2回の定期的なケアを欠かさなくなったと言います。今シーズンリーグ戦では、激しいタックルを受け途中交代。「僕のサッカー人生でも感じたことない痛みだったのでこれ離脱かなと思ってたんですけど、次の週の試合にはもうメンバー入りしました」と驚異の回復力。3年間一度も負傷離脱をしたことがないほどに回復スピードがアップしたと言います。
「全部ワールドカップにつながってると思っていたので、もうそこしか考えてないです」
前回果たせなかったワールドカップ出場を目指します。