プロ野球パ・リーグは15日、各地で3試合が行われました。

両リーグ合わせて10勝一番乗りの首位オリックスは、本拠地で4位タイの西武に完封勝利。初回に先頭の麦谷祐介選手がセンター前ヒットで出塁すると、続く太田椋選手の打席で盗塁と悪送球から一気にノーアウト3塁に。その後太田選手はセカンドゴロに倒れるも、その間に麦谷選手がホームインし先制します。投げてはプロ2年目の高島泰都投手が7回4安打無失点の好投で、昨季に並ぶ2勝目をマーク。8回にも追加点をあげ2対0で4連勝としています。

2位につける日本ハムは敵地で4位タイのロッテに逆転勝利。先発の伊藤大海投手が5回までに3点を失いますが、6回に打線がビッグイニングを迎えました。1アウトから矢澤宏太選手がフォアボールで塁に出ると、そこから連続ヒットで満塁のチャンスに。4番野村佑希選手のショートゴロの間に1点を返すと、さらに4者連続タイムリーヒットと打線爆発。打者一巡の猛攻で一挙8点を奪いました。特大の援護を受けた伊藤投手は追加点を与えず、7回3失点で2勝目。日本ハムは変わらず首位と2.5ゲーム差の2位をキープしています。

直近6戦負けなしと好調の3位ソフトバンクは最下位楽天に惜敗。先発のモイネロ投手が5回までに10三振を奪う好投を見せますが、続く6回に浅村栄斗選手に通算299号となる今季第2号ソロホームランを浴び先制されます。それでも7回にプロ2年目・廣瀨隆太選手のライトオーバーのタイムリー2ベースヒットで同点に。1対1とこう着した展開が続き迎えた延長10回、ダーウィンゾン・ヘルナンデス投手が1、2塁のピンチで浅村選手に勝ち越しタイムリーを許し、万事休す。10日ぶりの敗戦で2位日本ハムとのゲーム差が「2」に広がりました。

◆オリックス 2-0 西武
勝利投手【オリックス】高島泰都（2勝）
敗戦投手【西武】高橋光成（2敗）
セーブ【オリックス】マチャド（1勝5S）

◆日本ハム 9-3 ロッテ
勝利投手【日本ハム】伊藤大海（2勝1敗）
敗戦投手【ロッテ】種市篤暉（1勝1敗）
本塁打
【日本ハム】清宮幸太郎2号
【ロッテ】ポランコ2号

◆楽天 2-1 ソフトバンク
勝利投手【楽天】則本昂大（2勝1敗2S）
敗戦投手【ソフトバンク】ダーウィンゾン・ヘルナンデス（2敗2H）
セーブ【楽天】鈴木翔天（1敗3H1S）
本塁打
【楽天】浅村栄斗2号