プロ野球セ・リーグの巨人は25日、宮崎県と沖縄県で行われていた春季キャンプ最終日を迎えました。

阿部監督から2年連続の開幕投手を任された戸郷翔征投手は、キャンプを振り返り、「例年なくちょっと寒かったですけど、順調にキャンプを過ごせて、ケガなく終わることができたのが一番よかった」とコメント。

キャンプを通して「カットボール」の改良に着手し、22日のオープン戦開幕試合で初の対外試合で登板。「オープン戦が入ってきて、試合の感覚だったり、自分の感覚を取り戻すためにいろいろな工夫をしながらピッチングをした。期間は短かったですけど、すごい充実した沖縄キャンプになりました」と話しました。

およそ1か月後の3月28日に迎えるシーズン開幕へ向けて、「開幕投手も決まって、“僕から始まるシーズン”だと思うので、なんとか勝利を届けるのが一番ですし、143試合分の1試合ですけど、普通の試合とは違った緊張、重圧、責任がかかってくるので、すごい楽しみにしている部分もありますし、不安も多少あります」と本音を口にしながら、開幕投手の思いを語ります。

また「各球団、目の色変えてジャイアンツに対峙してくると思る」と気を引き締めつつ、「その分、僕らも昨年優勝しましたけど、やっぱり連覇、そして日本一を目標にしているので、僕自身もそうですしチームとして目標に向かっていけたらなと思います」と戸郷投手らしく淡々と話し、開幕を見据えました。