◇プロ野球セ・リーグ　広島1-0巨人(12日、マツダスタジアム)

決勝点となったスクイズと、9回に好守備を見せた矢野雅哉選手はヒーローインタビューに登場し、試合を振り返りました。

0-0で迎えた3回、1アウト3塁と先制のチャンスで打席に入った矢野選手。初球にスクイズを試みて失敗しますが、2ボール1ストライクから、外角低めのフォークに飛び込むように食らいつき、スクイズを成功。

「ほんとに最近みんなよく打ってるのですけど、2番バッター（自分）が足引っ張ってるので、なんとか決めたいなと思っていた。今日はいいプレーができてよかったです」と自虐を交えつつ、決勝点を振り返りました。

そして迎えた9回には、ここまでスコアボードに0を並べた先発・床田投手が四球を与え、2アウト1、2塁のピンチを背負いましたが、「床田さんが投げる前に三遊間をチラチラ見ていたんでいつもよりも三遊間よりに守って球が飛んできた」と、中山礼都選手の強烈なライナー性の打球をダイビングキャッチ。

これには床田投手も「抜けると思った。矢野（雅哉）がいつも通りのいいプレーをしてくれた。あの瞬間はすごいほっとしました」と、矢野選手のスーパープレーでゲームセットとなりました。

攻守で執念のプレーを見せ、チームの3連勝と首位浮上に貢献した矢野選手。最後に「ここ打ってほしいという場面で僕が打ちます。なのでこれからも応援お願いします」とファンの声援を後押しに、さらなる活躍を誓いました。