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萩野公介 五輪へ種目を絞った思い語る

2021年4月14日 18:31
萩野公介 五輪へ種目を絞った思い語る

競泳の東京五輪代表に2種目で内定した萩野公介選手(26)が、東京五輪開幕まで100日となった14日、オンラインで会見を行い「選ばれた種目でいい結果を出したい」と決意を語りました。

10日まで行われた日本選手権では、リオ五輪で金メダルを獲得した400メートル個人メドレーへのエントリーはせず、200メートル個人メドレーと800メートルリレーで代表に内定。

種目を絞った決断や、200メートル個人メドレーでともに内定した同学年のライバル・瀬戸大也選手と臨む東京五輪への思いを語りました。

※以下は、会見の主な一問一答。

――内定を決め、選考会を終えてから感謝を伝えた方は

萩野
「応援してくれた方、連絡を下さった方など『本当にありがとうございました』と、直接は会うのはコロナ禍でできないので、携帯などで連絡してという形ですね」

――肩の荷が下りた感覚

萩野
「ホッとした感覚もありますけど、本番は五輪と最初から思っていたので、ここからギアをあげて、ここ数日は落ち着いてやって、この代表合宿が終わってから五輪に向けて頑張っていこうと思います」

――種目を絞った決断は

萩野
「いろいろ悩んだ結果ですけど、この選択に悔いはないですし、自分が選んだ種目で本番いい泳ぎをすることが今一番大切だと思うので、種目の選択に後悔はないですし、選ばれた種目でいい結果を出したいという気持ちです」

――リオ五輪後、いろいろあったが競泳を続けていく上で支えとなったものは

萩野
「いろいろありますけど一番は支えてくださった人、水泳が好きな自分の思いだと思う」

――五輪とは

萩野
「一番特別なものといいますか、どの大会でも味わえない緊張感、雰囲気は五輪にしかない特別なもので、僕の中では一番好きな大会」

――後輩の選手にどんなことを伝えたい

萩野
「最年長ではないけど上の方の立場になってきて、最初に臨んだ時と立場は違いますし、チームの中での役割も変わってくるので、チームの和を大事にしていきたいと思う。リレーメンバーでも選出させてもらったので、コミュニケーションを密に取っていきたい」

――五輪での目標

萩野
「もう一度世界の舞台でチャレンジをするチャンスを獲得することができたという気持ちでいます。そのチャンスにたくさんの人のおかげでまた立てるので、全力でチャレンジしたいし、出るからにはいい結果を残していきたい。まだまだ今の実力ではいい結果は望めないと思うので、結果にこだわってこの数か月に人生をかけて全力でトレーニングをしたい」

――五輪で目指すメダルの色は

萩野
「メダルの色は考えていなくて、もちろんそこを目指した方がいいと思うが、僕のそういう水泳の向き合い方は終了したので、今は自分の100を出し切ることに専念しています」

――東京五輪開幕まであと100日と聞いて

萩野
「すぐだなと思います。あっという間に来ちゃうなと思っています」

――過ごし方は

萩野
「すぐに来るのであまり休んでいる暇はないが、来週からギアをあげて練習していく、毎日全力でやっていたら100日もあるので、楽しみの方が大きい」

――瀬戸選手との代表入り

萩野
「(瀬戸)大也は一緒の種目にも出るし、僕自身はここ(東京五輪)を集大成にして頑張りたいと思っているので、そういうレースで彼と泳げることは神様のおかげだと思いつつ、頑張りたい」

――2人で臨む200メートル個人メドレーは

萩野
「すごく幸せですし、僕自身もっともっとパワーアップしたいし、彼自身ももっともっとパワーアップしてくると思うので、自信を持ってトレーニングを積んでいきたい」

写真:日刊スポーツ/アフロ