◇プロ野球セ・リーグ 中日2-0DeNA(20日、バンテリンドーム)

中日の松葉貴大投手がDeNAの京田陽太選手との対戦で粋な計らいをみせました。

6回、4月20日が31歳の誕生日である京田選手が代打で登場。DeNAファンがいるレフトスタンドの応援席からは、“バースデーソング”が流れます。

すると34歳のベテラン松葉投手はマウンド上で靴紐を結び直し、京田選手は打席を外します。また福家球審は、真っ白なホームベース上の土を払うしぐさをみせ、バースデーソングが鳴り終わるのを待ちました。

頭を下げて改めて打席に入った京田選手は、松葉投手が投じた1球目を思い切りよく振り抜き、ライトポール際への大飛球。惜しくも本塁打とはならず、3球目をファーストゴロに打ち取られました。

松葉投手と京田選手は、2019年途中から2022年まで中日でチームメート。元同僚を気遣う心温まる1シーンでした。

SNSでは、「あったかい時間」「ドーム全体でお祝いしてくれててうれしい」「気遣い素敵すぎ」「時間を作って下さった松葉さんに感謝！」「靴紐結ぶ松葉さんとホームベース掃除する福家主審ほっこり」と両ファンから声が上がっています。