◆プロ野球セ・リーグ　中日3-2阪神(12日、甲子園球場)

中日が接戦を制し、先発の松葉貴大投手が勝利投手となりました。

松葉投手は3点リードの5回、2アウト1塁3塁から2番・中野拓夢選手にタイムリーを打たれ1点を失いましたが、続く佐藤輝明選手を空振り三振。7回109球、6奪三振1失点で今季2勝目をあげました。

試合後松葉投手は「前回なかなか自分の持ち味が出せなかった中で木下（拓哉選手）の配球にしっかり応えることができたので、それがいい結果につながったと思います」とコメントしました。

9回は3番手の松山晋也投手が1点差まで迫られ、さらに2アウト1塁3塁で同点のピンチとなりました。「松山が必ず抑えてくれると信じてたので、あまり心配せずに最後まで試合を見ていました」とチームメートを信頼。

甲子園での勝利がオリックスに在籍時の2013年以来、12年ぶりと言われると、「セ・リーグに来てから甲子園で投げさせてもらっていますけど、いい球場だと思っていますし、自分はこの球場は好きなので勝ててうれしいです」と語りました。

今季はプロ13年目、この日の勝利で通算50勝目という数字には、「なかなか期待に応えられず、それでももがきながらここまでやってきて、50勝という数字はプロ全体で見たらまだまだかもしれませんけど、自分としては本当に一歩ずつ積み重ねてきた数字だと思います」とコメント。最後にファンに向けて「今年の中日は違うぞというところを見せないといけない、選手もファンの皆さんも一緒だと思うのであしたも見せていけるように頑張っていきましょう」と力を込めました。