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2021年7月26日 23:14

大野将平「今後も自分倒す稽古やっていく」

◇東京五輪・大会4日目、7月26日
柔道男子73キロ級・決勝、東京・日本武道館

柔道男子73キロ級の決勝が行われ、2大会連続となる金メダルを目指す大野将平選手がジョージアの選手と対戦しました。

大野選手は落ち着いた試合運びで攻勢をかけますが、なかなか技が決まらず延長戦に突入。一進一退の攻防が続く中、開始から9分26秒、大野選手の支釣込足による技ありで勝利し、死闘に終止符が打たれました。

16年のリオ五輪に続く2大会連続での金メダルを獲得した大野選手は、「今後も自分を倒す稽古というのをやっていきたい」とさらなる成長を誓いました。

以下、試合後の大野選手のコメント。

――決勝戦は9分26秒の死闘でした

「リオデジャネイロ五輪を終えて、苦しくてつらい日々を凝縮したようなそんな1日の戦いでした」

――ただ、最後、勝ち名乗りを受けて一瞬この武道館の天井を見たように思ったんですが、何か思うところはありましたか

「私も29歳となってベテランと呼ばれるところまできましたが、柔道の聖地、武道の聖地“日本武道館”で試合ができることももう少なくなってきているというのは自分自身で理解していたので、この景色を目に焼き付けておこうと思って天井を見ました」

――テレビを見ているみなさんは、初戦から大野将平は強いなと思ったと思います

「いや、自分の中で本当に悲観的な思いしかなくて、不安でいっぱいの日々を昨年からずっと過ごしてきましたが、この1日で報われたとは思っていませんし、まだ私の柔道人生というのはこれからも続いていくので“今後も自分を倒す稽古”というのをやっていきたいです」

――「正しく組んで正しく投げる、美しい日本の柔道で金メダルをとる」ことにこだわって5試合戦いましたね

「後半は厳しい戦いが続いて、やはりこの五輪という場で理想を体現することの難しさというのを感じましたし、私自身まだまだだなというふうに思いました」

――前回の東京五輪から57年、再びこの東京五輪が日本武道館で行われましたがいかがでしたか

「私自身、柔道人生を歩んできた道が講道学舎、天理大学、そういった前回の東京五輪と非常に縁があって、運命を感じることができる柔道人生だったので、それが本当に一番のモチベーションとなって、1年延期というのも乗り越えて今日までやってこれたと思います」

――こういった状況下で行われた五輪で、金メダルを獲得され、テレビを見ている人たちに一言お願いします

「賛否両論あることは理解しています。ですが我々アスリートの姿を見て何か心が動く瞬間があれば本当に光栄に思います。また、男女混合団体がありますので、そこまで気を引き締めて取り組みたいと思います」

写真:ロイター/アフロ