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五輪会場に白鵬 協会「横綱としては失格」

2021年8月2日 22:29
五輪会場に白鵬 協会「横綱としては失格」

日本相撲協会の芝田山広報部長は2日、『横綱白鵬が東京五輪の柔道会場を訪れていた』というSNSの投稿がされていることについて電話取材で、「横綱としては失格」と、強く批判しました。

7月28日、国際柔道連盟(IJF)のマリウス・ビゼール会長や、IJFのチーフメディアオフィサーのTwitterには横綱白鵬が、柔道・大野将平選手や会長らと写る写真が投稿されていました。

芝田山広報部長は、「感染者が増えている中、ましてや国が無観客と決めている中、組織委員会の何か(役割を)しているのか?JOC(日本オリンピック委員会の役員)をやっているのか?やっているわけない。そこにいるのが、おかしい」と、白鵬がどういったルートで会場にいったのかを問題視。

さらに、「世間一般の方々に対して、無観客といっているのに、なぜそこに行っているということにおいては、大きな問題であるということを、本人がどのくらい理解している気持ちがあるのかどうか。そんな気持ちがないなら、横綱としては失格ですよ」と、横綱としての行動を痛烈に批判しました。

名古屋場所が終わった横綱審議委員会では、「横綱の振る舞いとしては疑問が残る」と意見され、横綱としての立ち振る舞いが度々問題視されてきた白鵬。

そして今回新たに浮上した“五輪会場訪問”の問題、芝田山広報部長は「勘違いということじゃなくて、常識、非常識が全くわかっていないということ。決められたことのルールを守ってない。ルール破りの常習だよ。大きな問題だよ。(コロナ感染が)大変な状況なんだから。勘違いとは違う。そんなやさしいもんじゃない。決まりごと、それも国の中の決まりごと」と、締めくくりました。