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「亡くなったじいちゃんの分も」超ファインプレーからサヨナラ打 DeNA・林琢真がヒーローで涙

2025年5月10日 7:10
「亡くなったじいちゃんの分も」超ファインプレーからサヨナラ打 DeNA・林琢真がヒーローで涙
サヨナラを放ったDeNA・林琢真選手
プロ野球セ・リーグ DeNA4×-3広島(9日、横浜スタジアム)

DeNAは、8回裏から途中出場の林琢真選手がファインプレーの直後にサヨナラヒットを放ち、延長戦を制しました。

同点で迎えた10回、DeNAは2アウト2塁のピンチで広島・坂倉将吾選手が3塁側のカメラマン席付近に高くフライを打ち上げます。この打球をサードの林選手がカメラマン席に飛び込みながらボールをキャッチ、倒れながらもボールをつかんだグラブを高々と上げ3アウトとしました。

その裏、DeNAはこの日先制ホームランを放っている先頭の松尾汐恩選手がセンター方向へツーベースヒットを放つと、1アウト2塁で先ほどファインプレーの林選手に打席が回ります。2球目のカットボールをセンター方向へ放つと、左中間を破りサヨナラタイムリーとしました。

林選手はヒーローインタビューに登場すると、「今日家族とじいちゃんとばあちゃんが見に来てたので、ばあちゃんが足が悪いので見に来るの最後になるかもと言われてたんで、打てて良かったです」と笑顔でこたえました。

続けて「今年の年明けに僕のおじいちゃんが亡くなっちゃったんで、そのじいちゃんの分も今年は絶対やってやろって気持ちでいたので、まだシーズン始まったばっかですけど頑張りたいと思います」と話すと涙をこらえられず。

サヨナラ打となったツーベースヒットについては、「あとから行くことが多いんですけど、毎日今日が最後の試合だっていう気持ちでグラウンドに立ってるので、こうしてチームに貢献できて本当によかったです」と答えました。

試合の臨み方について問われると、「僕はもう毎試合毎試合命かけて根性出してやろうと思ってるので、そんな試合を最後まで続けたいなと思います」と答えました。

最後に「チーム状況が今なかなかよろしくないと思うんですけど、まだまだ始まったばっかりなので、ここから逆襲していけるように頑張っていきます。応援よろしくお願いします」と意気込みました。

最終更新日:2025年5月10日 7:10