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2021年9月4日 8:21

車いすテニス・上地結衣 日本女子初の銀

車いすテニス・上地結衣 日本女子初の銀

◆東京パラリンピック 車いすテニス女子シングルス決勝
D・デ フロート2-0上地結衣(3日・有明テニスの森)

初の決勝進出を果たした世界ランキング2位の上地結衣選手は、世界ランキング1位のD・デ フロート選手(オランダ)と対戦しました。過去の対戦成績では、デ フロート選手に15勝22敗と負け越している上地選手。第1セットは強打で攻める相手に苦戦を強いられ、第5ゲームから3ゲームを連取されるなど、6-3で落とします。

続く第2セットは序盤からブレークの奪い合いに。第6ゲームを終え、ゲームカウント3-3と両者互いに譲らない接戦となります。その後、デ フロート選手が第7ゲームから2ゲームを連取。上地選手は5-3と後がなくなります。それでもここから驚異の粘りを発揮。相手の6度のマッチポイントをしのぎ、土壇場で3ゲームを連取します。

ゲームカウント5-6とリードし、あと1ゲームを取れば第2セットをものにする上地選手でしたが、第12ゲームはデ フロート選手が奪い返し、勝負はタイブレークに突入。ここまで粘りのプレーを続けてきた上地選手。しかしタイブレークではミスショットや、リターンエースでの失点が響き、1時間45分に及ぶ熱戦の末、6-3、7-6でストレート負けを喫しました。

上地選手は悲願の金メダルとはならなかったものの、車いすテニス日本女子初となる銀メダルを獲得。2016年リオ大会の銅メダルに続いて2大会連続で表彰台に上がりました。

試合後「難しい場面が本当に多かった」と振り返るも、「今自分ができることはしっかりと最後までやりきった。相手が押してきたとしても自分が絶対に引かないという気持ちで、プレーが最後の1ポイントまでできたと思うので、そこは前回大会からの成長かなと思う」と、収穫を口にしました。

また「チーム、家族、友人、それからこれまで応援してくれた方々に感謝の気持ちをお伝えしたい。それから(パラリンピック)開催するにあたりご尽力されていたたくさんの方々、私たちの見えるところ、見えないところでもたくさんの方が関わってくださって、今日この日を迎えられた」と、思いを語りました。

上地選手は4日、大谷桃子選手とのペアで臨む女子ダブルス3位決定戦に出場。今大会2つ目のメダルをかけ、中国ペアと対戦します。

写真:長田洋平/アフロスポーツ