◇プロ野球セ・リーグ 中日4-0阪神（12日、京セラドーム）

中日は新型コロナウイルスの影響で打率セ・リーグ2位のリードオフマン・大島洋平選手を欠く厳しい中、投打がかみ合い阪神に勝利しました。

この日のヒーローは先発の大野雄大投手。

初回に3連打などで2点の援護をもらうと、序盤からストレートと変化球のコンビネーションで阪神打線を翻弄し、6回まで2塁を踏ませない投球を見せます。

7回と9回にそれぞれピンチを背負いますが、気迫のこもった投球で切り抜け、9回を103球で今季2度目の完封勝利を挙げました。

そして野手で活躍を見せたのは、6番キャッチャーで出場した木下拓哉選手。

守備では3回裏、2アウト1塁から今季15盗塁を決めている阪神・島田海吏選手に盗塁を仕掛けられるも、外角低めにワンバウンドする変化球を難なく捕球し、素早い送球でアウトにします。

打撃では8回、2アウト1塁で打席を迎えると低めのチェンジアップを左中間スタンドに運び、試合を決定づける2ランホームランを放ちました。

主力・大島選手の不在を感じさせない試合を見せた中日は連敗を2で止めました。