プロ野球・阪神は1日、公示として出場登録選手に才木浩人投手と井上広大選手、登録抹消でラモン・ヘルナンデス選手と小野寺暖選手を発表しました。

才木投手はこの日のDeNA戦で先発予定。昨季はキャリアハイの25試合先発登板で13勝3敗、防御率1.83をマークしました。先月16日にはMLBのプレシーズンゲームとしてドジャース戦に先発登板。“メジャー最強打線”とうたわれるドジャース打線相手に5回1安打無失点と圧巻の投球を披露しました。昨季からの勢いそのままに、そしてドジャース打線を封じ込めたピッチングに期待が集まります。

また井上選手はプロ6年目の23歳。昨季は自己最多23試合に出場し、打率.212、11安打、3本塁打、8打点。プロ初ホームランを放つなど、存在感を示した1年となりました。今季はオープン戦3試合でノーヒットと苦戦し開幕1軍を逃しましたが、2軍で11試合に出場しウエスタン・リーグ最多の3本塁打。たしかな実力を発揮して、1軍昇格を勝ちとりました。

その一方で、登録抹消されたのは新加入の助っ人・ヘルナンデス選手。強打を持ち味とし、メキシコリーグでの活躍を経て阪神に入団しましたが、開幕3戦では先月29日の広島戦に代打で出場したのみで1打数ノーヒット。2軍で活躍し、早期の1軍返り咲きを目指します。

もう1人の登録抹消は、プロ6年目27歳の小野寺選手。23年に43試合出場で打率.347、得点圏打率.375とインパクトを残しましたが、昨季は左手首じん帯損傷の影響もあり、25試合出場で打率.148、0本塁打。今季は開幕1軍をモノにしていましたが、開幕3試合では出番を得られずにいました。