陸上ハードルの寺田明日香が第一線を退く 一度引退から復帰...様々な経験を経て日本人初の12秒台 ライバルたちしのぎを削り女子100mHをけん引した35歳

寺田明日香選手(写真:アフロ)
女子100mハードル元日本記録保持者の寺田明日香選手(ジャパンクリエイトグループ)が第一線を退くことが分かりました。15日に記者会見を行い、思いを語る予定です。
寺田選手は、小学校4年生から陸上競技を始め、5年生で全国の舞台を経験。高校1年生から本格的に100mハードルを始め、インターハイ3連覇。3年時には100mと4×100mリレーと合わせて3冠を達成しました。
高校卒業後の2008年、社会人1年目に初めて出場した日本選手権で同種目史上最年少で優勝を達成。2009年には世界選手権ベルリン大会に出場し、同年には世界ジュニアランキング1位の13秒05を記録しました。
その後、相次ぐケガや摂食障害などから2013年に一度現役を引退。結婚・大学進学・出産を経て、2016年夏に7人制ラグビーに競技転向する形でアスリートとして現役復帰。日本ラグビーフットボール協会によるトライアウトに合格し、2017年1月からは日本代表練習生として活動しました。
様々な経験を経て、2018年12月にラグビー選手としての引退と陸上競技への復帰を表明。2019年6月に行われた日本選手権では、女子100mハードルで2010年以来の表彰台となる3位に入ると、8月には19年ぶりに日本記録と並ぶ13秒00をマーク。9月には12秒97の日本新記録を樹立して10年ぶりに世界選手権に出場しました。
2021年には12秒96、12秒87と自身の持つ日本記録を2度更新。日本選手権では全種目を通じて大会史上最長ブランクとなる11年ぶりの優勝を果たし、自身初のオリンピックとなる東京オリンピックに出場。コロナ禍での開催だったため、娘の果緒ちゃんには、その姿を競技場でみせることはできませんでしたが、同種目21年ぶりとなる準決勝進出を果たしました。
2023年は自己記録を更新し、日本歴代2位の12秒86をマーク。日本選手権でも優勝し、世界選手権にも出場しました。2024年のパリオリンピックには出場叶わず、今年1月で35歳を迎えています。
2019年に寺田選手が日本人で初めて13秒台の壁を突破してから、青木益未選手、田中佑美選手、福部真子選手らとしのぎを削りあってきた女子ハードル。ライバルたちが入れ替わりに記録を伸ばして、現在は福部選手が12秒73の日本記録を持ちます。
昨年の日本選手権で福部選手が「寺田選手や田中選手、青木選手がいるおかげで、もっともっと記録を伸ばしたいと思える。ライバルがいるっていうのは緊張するし、嫌だなって思うんですけれど、ライバルがいないと自分自身が成長できない。そういう存在がいるのはありがたい」と語っており、まさに日本の女子ハードル界を引っ張ってきた存在です。
寺田選手は、小学校4年生から陸上競技を始め、5年生で全国の舞台を経験。高校1年生から本格的に100mハードルを始め、インターハイ3連覇。3年時には100mと4×100mリレーと合わせて3冠を達成しました。
高校卒業後の2008年、社会人1年目に初めて出場した日本選手権で同種目史上最年少で優勝を達成。2009年には世界選手権ベルリン大会に出場し、同年には世界ジュニアランキング1位の13秒05を記録しました。
その後、相次ぐケガや摂食障害などから2013年に一度現役を引退。結婚・大学進学・出産を経て、2016年夏に7人制ラグビーに競技転向する形でアスリートとして現役復帰。日本ラグビーフットボール協会によるトライアウトに合格し、2017年1月からは日本代表練習生として活動しました。
様々な経験を経て、2018年12月にラグビー選手としての引退と陸上競技への復帰を表明。2019年6月に行われた日本選手権では、女子100mハードルで2010年以来の表彰台となる3位に入ると、8月には19年ぶりに日本記録と並ぶ13秒00をマーク。9月には12秒97の日本新記録を樹立して10年ぶりに世界選手権に出場しました。
2021年には12秒96、12秒87と自身の持つ日本記録を2度更新。日本選手権では全種目を通じて大会史上最長ブランクとなる11年ぶりの優勝を果たし、自身初のオリンピックとなる東京オリンピックに出場。コロナ禍での開催だったため、娘の果緒ちゃんには、その姿を競技場でみせることはできませんでしたが、同種目21年ぶりとなる準決勝進出を果たしました。
2023年は自己記録を更新し、日本歴代2位の12秒86をマーク。日本選手権でも優勝し、世界選手権にも出場しました。2024年のパリオリンピックには出場叶わず、今年1月で35歳を迎えています。
2019年に寺田選手が日本人で初めて13秒台の壁を突破してから、青木益未選手、田中佑美選手、福部真子選手らとしのぎを削りあってきた女子ハードル。ライバルたちが入れ替わりに記録を伸ばして、現在は福部選手が12秒73の日本記録を持ちます。
昨年の日本選手権で福部選手が「寺田選手や田中選手、青木選手がいるおかげで、もっともっと記録を伸ばしたいと思える。ライバルがいるっていうのは緊張するし、嫌だなって思うんですけれど、ライバルがいないと自分自身が成長できない。そういう存在がいるのはありがたい」と語っており、まさに日本の女子ハードル界を引っ張ってきた存在です。
最終更新日:2025年4月15日 6:01