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今季初“花巻東高校の先輩・後輩対決”菊池雄星「違うことをやるっていう意識を見せないと」今季初の秘策も3打数2安打1打点で大谷翔平に軍配

2025年5月19日 12:55
今季初“花巻東高校の先輩・後輩対決”菊池雄星「違うことをやるっていう意識を見せないと」今季初の秘策も3打数2安打1打点で大谷翔平に軍配
今季初めて対戦した大谷翔平選手と菊池雄星投手(写真:Creative 2/アフロ)
MLB エンゼルス6-4ドジャース(日本時間19日、ドジャー・スタジアム)

メジャーではもはや恒例となった大谷翔平選手と菊池雄星投手の“花巻東高校の先輩・後輩対決”が今季初めて行われました。

エンゼルスの菊池投手は、ドジャースとの3連戦最終戦に先発。花巻東高校の後輩である大谷選手と今シーズン初対戦となりました。試合後、菊池投手が対戦を振り返りました。

「違うことをやるっていう意識を見せないと。少しでも甘く入ったら簡単に長打になるので、違う攻め方をするよっていうのを初球に見せておく」とコメントした菊池投手は、初回、1球目にシンカーを内角に投じます。結果、3球目の甘く入ったスライダーを大谷選手が打ち損じてセンターフライ。この日最初の対決は、菊池投手に軍配が上がります。

4点のリードをもらった3回、2アウトランナーなしの場面で2度目の対戦。菊池投手が追い込んだあと、高めのストレートで詰まらせますが、これがレフト前に落ち、大谷選手にヒットを許します。この打席で菊池投手は、今季初めて、左バッターにチェンジアップを投じました。試合後、「チェンジアップを使ったりとか、新しいもの見せていかないと、なかなか抑えるのは難しい。特に最近のスイングを見てると、どうやって抑えようかって非常に悩ましかった」と秘策の意図を明かしました。

5回、2アウト2塁で、この日3回目の対決を迎えました。フルカウントからの6球目、内角低めに沈むチェンジアップをきれいに拾われ、ライト前ヒット。これがタイムリーとなり、この日初失点を喫します。

菊池投手は6回に、相手選手と交錯し、負傷交代となりました。

後輩・大谷選手との直接対決は3打数、2安打、1打点と、打たれた菊池投手でしたが、試合後には、「さすがだなという気持ちと、ホームランが防げて良かったなっていう感じですね」とコメントしました。

エンゼルスの菊池雄星投手は、アウェーでドジャースとの3連戦最終戦に先発し、6回途中98球を投げ、被安打3、1失点、今季自己最多となる7奪三振を奪う快投を見せました。
最終更新日:2025年5月19日 12:56