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元横綱・白鵬が日本相撲協会を退職「照ノ富士の下は嫌というのは全くありません」

2025年6月10日 6:10
元横綱・白鵬が日本相撲協会を退職「照ノ富士の下は嫌というのは全くありません」
会見に出席し日本相撲協会を退職した理由を話す元横綱・白鵬さん(写真:日刊スポーツ/アフロ)
元横綱の白鵬さんが9日会見に出席し、相撲協会を退職した理由を説明しました。

「相撲に愛され相撲を愛した25年でありました。私、白鵬翔は日本相撲協会を退職し、新たな夢に向かって進み出すことをみなさまにお伝えします」と話した白鵬さん。

退職の引き金となったのは、引退後に自身が継承した宮城野部屋で昨年明らかになった弟子の暴行問題です。白鵬さんは「弟子を守ることが出来なかった。私がその責任を重く受け止めております」と謝罪していました。

監督責任を問われた白鵬さんは2階級降格と報酬減額の処分になり、宮城野部屋は事実上の閉鎖となりました。その後、伊勢ヶ濱部屋にうつり白鵬さんは部屋付き親方となり指導にあたっていました。

この日伊勢ヶ濱部屋にも動きがあり、元横綱の照ノ富士さんが伊勢ヶ濱を襲名し部屋を継承しました。

照ノ富士さんは同じくモンゴル出身で白鵬さんより年下です。この決定が退職に影響したか白鵬さんに尋ねると、「本当に後輩としてよく頑張ってくれました。照ノ富士の下(で指導すること)は嫌というのは全くありません」と否定しました。

「(伊勢ヶ濱部屋)預かりになってから4月1日で丸1年たちました。3月中に執行部で話し合いになった。いつ(部屋再開)というのが出されず、延ばすということが退職の形になったのが大きい。心の揺れがありまして3月から身が入ってないのはあったかもしれません」と退職理由を語りました。

今後については「相撲を世界に広げていくプロジェクトを中心に活動していきたいと考えています。日本のみならず世界中より多くの人たちに相撲の魅力を広げる“世界相撲グランドスラム”の構想のもと視野を広げてまいります」と目標を語り、今後はプロジェクトを運営する新会社を設立し、代表に就任予定と明かしました。
最終更新日:2025年6月10日 6:10
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