MLB・エンゼルスの今季のホームランヘルメットを披露しました。

エンゼルスではホームランが放たれた後のセレブレーションで打った選手にお祝いのかぶり物をかぶせます。

大谷選手が所属していた2023年は戦国武将がかぶるような立派なカブトが使用され、大谷選手もホームランが出るたびにチームメートから頭に乗せられていました。

そして今季の栄光のホームラン打者にかぶせられるものは「消防士のヘルメット」。

今年本拠地となるロサンゼルスでは大規模な山火事があり、消防士の人たちが奔走してくれました。その感謝の意味が込められたヘルメット。ロサンゼルス郡消防局に親しい友人がいるマイク・トラウト選手が考案し、地域の消防士たちへの支援を示すためだけでなく、1月に壊滅的な山火事と闘う際に発揮された英雄的行為に対しても支援を示す意図が込められています。

トラウト選手は「彼らへのサポートを示すにはいい行為だと思った。シーズンの終わりかシーズンの途中で、チーム全員がサインして、チャリティーオークションに出す計画だ」と話しました。

早速、ヘルメットは日本時間31日のホワイトソックス戦で勝ち越しホームランを放ったカイレン・パリス選手がかぶり披露された。

トラウト選手は「これは野球よりも大きな問題だ。人々の命に関わる問題だ。家を失うこと、何かを失うこと、それはつらいことだ。ただこの惨状を見て、家族がどんな思いをしているかを知るだけでも、厳しい状況だ。少しでも光と支援を示すことはいい行為だと思った」とメッセージを寄せています。