フランス1部スタッド・ランスで活躍するサッカー日本代表の伊東純也選手(32)と中村敬斗選手(24)がお互いのスゴいところを語りました。

日本代表は20日のバーレーン戦で8大会連続のワールドカップ出場権を獲得。3試合を残しての予選突破は日本が初出場を遂げた1998年大会以降最速で、開催国以外では世界で一番乗りとなりました。

元日本代表の槙野智章さん(37)がフランスで活躍する2人に直撃。「お互いのスゴいところ」というテーマとなり、まずは中村選手が伊東選手について「ゲームが強すぎる」といい、先輩のプライベートでの素顔を明かします。

また、本業のサッカーについては『クロス』をあげ、「全然質が違う。自分のいる場所、中に入るところにドンピシャで来る」とスゴさを語りました。これには日本代表で一緒にプレー経験のある槙野さんも一致し、「中に合わせる人がこういうボール来たらいいだろうなというボールをちゃんと蹴ってくれる」とたたえました。

中でも、アジア最終予選の中国戦、前田大然選手へのドンピシャクロスをピックアップし、「早すぎず、曲げすぎず、回転かけすぎず、絶妙なクロス」と絶賛。中村選手も「間違いない」と肩を下ろしました。

伊東選手は「人に合わせ過ぎず、なるべく相手のいやなところに上げる」とし、日本代表ナンバー1といわれるクロスの精度でアジア予選では10アシストを記録しています。

次に、中村選手のスゴいところについて伊東選手は『得点能力』を挙げます。中村選手は、代表戦15試合で8ゴールを記録。ヨーロッパ5大リーグでは日本選手初となる5試合連続ゴールを決めました。

伊東選手は「シュートは1番うまい、代表で」と絶賛。さらに「自分がクロス上げようとするときに一番相手の嫌なところに入っていく。ゴールを取る感覚がある」とべた褒めしました。

また、槙野さんは中村選手の『ドリブル』を評価。「日本人の中でもちょっと変わったボールタッチ」と分析しました。中でも、アジア最終予選のオーストラリア戦、左サイドを切り込んでオウンゴールを誘発したシーンをピックアップ。二人からのコメントに中村選手は「こんだけ褒めてもらえると嬉しい」と笑みを浮かばせました。

また中村選手が伊東選手を「ランスではチームメイト、代表ではスター選手」と。これに対して伊東選手は「ちょっと俺の方が(代表歴が)長いだけ。敬斗はここから結果を残していくと思うけど、自分はもうそろそろなんで」と8歳差の2人は終始仲良しな姿をみせました。

(3月23日放送 日本テレビ「Going! Sports&News」を再構成)