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【卓球】女子シングルスで3選手が“メダル王手”の快進撃 伊藤美誠も勝利なら4選手に メダル決定戦は難敵ぞろい

2025年5月22日 22:42
【卓球】女子シングルスで3選手が“メダル王手”の快進撃 伊藤美誠も勝利なら4選手に メダル決定戦は難敵ぞろい
(左から)大藤沙月選手、早田ひな選手、張本美和選手(写真:アフロ)
卓球世界選手権(5月17日~25日、カタール・ドーハ)

56年ぶりの金メダルを目指し、5選手を大会に送り出した卓球女子日本代表。4回戦の数試合を消化した時点で、3選手がメダルに王手をかける快進撃を見せています。

日本女子最年少で世界ランキング6位につける張本美和選手は、4回戦で同71位のゾン・ジエン選手(シンガポール)にストレート勝ち。今大会は女子ダブルス、混合ダブルスとの3種目に出場。17日の開幕から11試合目と過密日程も、疲れを感じさせない活躍を見せています。準々決勝は過去5戦全敗の難敵・王曼昱選手(中国)との対戦で、高き壁を破ってメダルを確定させられるか注目です。

長年エースとして日本女子をけん引している同7位・早田ひな選手は同23位の石洵瑶選手(中国)に逆転勝利。先にゲームを奪いながらも強打に苦しみ今大会初めてリードを許しますが、後半にかけて得意のフォアハンドがさく裂。前回大会に続く2大会連続メダルまであと1勝に迫りました。次戦は陳幸同選手(中国)が順当に勝ち上がれば対戦。過去3戦全敗もすべてフルゲームに持ち込んでいて、この大一番で初勝利を奪えるでしょうか。

この1年で100位以上ランキングを上げた同8位の大藤沙月選手も準々決勝に進出。2回戦で平野美宇選手から大金星をあげた同134位ラコバッツ選手(クロアチア)の粘り強いスタイルを上回り、貫禄のストレート勝ち。勝負の準々決勝は世界ナンバーワンプレーヤーの孫穎莎選手(中国)が順当に勝ち上がれば激突。過去3戦は全敗も、うち2戦は18~19年の対戦。勢いある今、初勝利を手にできるか期待が寄せられます。

さらに、現地22日午後には伊藤美誠選手が4回戦に登場。33歳とベテランの同11位・鄭怡静選手(台湾)に勝てば自己最高タイのベスト8、そして日本女子4人目のメダル王手となります。
最終更新日:2025年5月22日 23:41